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一体型水中井戸システムの海試験応用に成功

海洋探査掘削コストの削減

2024年04月17日06:22|出典:人民網-人民日報
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図は一体型水中井戸システムの重要部品の組立現場である。
中国海油供給図

中国海油(記者・冉永平、丁怡婷)記者は16日、中国海油(記者・冉永平、丁怡婷)から、我が国が自主的に開発した一体型水中井口システムが海南文昌海域で海試応用に成功したことを明らかにした。このシステムは水中掘削時の表層井戸建設段階を40%超速め、海上油田のより経済的かつ効果的な開発を推進することができる。

水中坑口システムは深水石油ガス探査開発の重要な設備であり、海底海床付近に設置され、下向きに油井の石油ガス生産パイプと接続され、密閉された石油ガス生産通路を形成し、上下に水中採油木、水中防噴器群などの大型設備と接続し、それらの重量を支持し、海洋石油掘削と石油・ガス生産プロセスにおいて上から下への役割を果たす。

伝統的な海底水中井戸は、重量を積載する海底の「地盤」を作り、それから高温高圧に耐えられる石油・ガス生産通路を作る必要があるという。この過程は、海上掘削による井戸表層建設作業と呼ばれる。伝統的な表層の井戸建設作業には、「井戸の穴を2回掘って、下に2回スリーブと2種類の井戸の頭を入れる」必要があり、工事の難易度が高く、工事の手順が多く、時間がかかり、経済性が悪い。

中国海油が自主開発した一体型水中井戸システムは、井戸の安定性研究、一体型井戸の構造設計など多くの技術的難題を克服し、2種類の異なるサイズ機能の井戸の頭とスリーブをそれぞれ「一つにする」。「『地盤』を作ってから通路を作るのではなく、『地盤』と石油・ガス生産通路を同時に作る」と中国海油湛江支社の鄭金龍プロジェクトマネージャーは紹介した。

現在、国内には半潜水式掘削プラットフォームが15基あり、毎年50基を超える掘削が行われている。一体型深水水中井戸システムの規模化応用後、毎年掘削工期が30日を超え、費用を約6000万元節約でき、海洋探査掘削コストを下げ、海上深水ガス田経済の有効な開発をさらに推進する上で重要な意義がある。

「人民日報」(2024年04月17日10版)

(担当:衛嘉、白宇)
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