日本オペレーションズ・リサーチ学会論文誌
在线ISSN:2188-8299
打印ISSN:0453-4514
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ファジィ関数による線形回帰モデル
田中英夫上嶋暁浅居喜代治
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1982252第162-174页

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抄録

通常の回帰モデルでは、現実のデータとモデルによる推定値との差は観測誤差とみなしている。これに対してファジィ回帰モデルでは、回帰モデルからのデータのずれは観測誤差とみなすのでなくて、本来的にもっているシステム構造のあいまいさであると仮定している。システム自体にあいまいさが存在していると考え、ファジィ関数によってシステムをモデル化している。ここで、ファジィ関数とは関数のパラメータがファジィ集合として与えられた関数である。すなわち、パラメータのあいまいさがファジィ集合として表現されている。人問の評価が影響するシステムにおいては、システム自体のあいまいさを考慮する必要がある。このような状況において、入出力関係のデータをファジィ線形関数によってモデル化するファジィ線形回帰モデルを定式化している。このファジィ線形回帰モデルによって、プレハブ住宅の価格を分析した。得られたファジィ線形モデルから、データとして用いた入出力関係のあいまいさの程度を示すことができる。また、ファジィ・モデルによる推定値はファジィ集合として得られるので、推定値の可能性がファジィ集合として得られたと考えられる。このように、与えられたデータの入出力関係のあいまいさを反映してファジィ線形モデルが得られる。このようなファジィ・モデルは人間が関与する評価システムの構造を求めるような問題に対して【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】【解说】

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© 1982 日本オペレーションズ・リサーチ学会
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