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G 20杭州サミットについて海外政治家が語る

「中国との関係を発展させることは特に重要だ」―アルゼンチンのマクリ大統領訪問

アルゼンチン駐在の本紙記者、範剣青
2016年08月26日08:21|出所:人民網-人民日報
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8月24日、アルゼンチンのマクリ大統領は大統領官邸で本紙記者の取材に応じた。彼は「発展の道において、中国とアルゼンチン両国は共に前進すべきだ」と述べた。

マクリ大統領は9月初めに杭州で開かれるG 20首脳会議に出席するために中国を訪問する。彼は、「現在、世界はさまざまな挑戦に直面しており、G 20杭州サミットがこれらの挑戦に対応するために大きな貢献をすることを期待している」と述べた。

マクリ氏は、G 20サミットは各国の指導者に意見を交換し、解決策を求める重要なプラットフォームを提供したとみている。彼はこのプラットフォームが革新の推進、投資の奨励、持続可能な発展の実行、包摂的な発展の促進などの各方面で重要な役割を果たすことができると信じている。「大統領在任中にアルゼンチンの貧困を大幅に減らし、それを実現するためには、より包括的な社会を構築し、より良い仕事の機会を創出することが特に重要だ」と述べた。

インタビューでマクリ氏は、「前回ワシントンで核安全保障サミットに参加した際、習近平主席と初めて会談した。今回のG 20杭州サミットに出席する間、習近平主席と二国間関係における重要な議題について検討する機会があることを期待している」と述べた。「中国との関係発展は特に重要だ」。

マクリ氏は、「私は特に阿中両国関係の相互補完性に注目している。食糧安全を強化する上で、アルゼンチンは中国の良きパートナーだ。アルゼンチンはインフラ改善に力を入れる必要があり、中国はインフラ建設で大きな成果を収めた。阿中両国間の相互補完的優位性はよりよく発揮されるだろう」と述べた。

マクリ氏は、「われわれはインフラ建設における中国企業の能力を高く評価しており、阿中両国は水力発電、原子力発電、農業などの分野で協力プロジェクトを展開しており、その中でエネルギーと鉄道建設に関する重要な協力プロジェクトがすでにスタートしている。われわれは二国間協力を引き続き推進する明確な目標を持っている」と述べた。

経済貿易協力のほか、マクリ氏は中国と観光やスポーツ分野での交流を強化したいと提案した。「私たちはより多くの中国人観光客をアルゼンチンに誘致したい。現在、中国人観光客は毎年1億人以上が世界各国を旅行しているが、アルゼンチンを訪れる中国人観光客はまだ少なく、毎年約3万人しかいない」「私も両国のスポーツ交流を促進したい」。アルゼンチンはサッカーの分野で優位性があり、アルゼンチン人はサッカーを愛し、中国人のサッカーに対する情熱も高まっている。アルゼンチンが中国のサッカー事業の発展のパートナーになることを願っている」と述べた。

マクリ氏はまた、中拉協力基金がラテンアメリカの発展に貢献したことを高く評価した。彼は、中国は対中関係の発展に積極的な努力をしており、「アルゼンチンは中国と戦略的な協力を行うことを喜んでおり、これらの協力が阿中両国により良い雇用を創出することを望んでいる」と述べた。

アルゼンチンは2018年にG 20サミットを主催する予定で、マッカリー氏は「アルゼンチンにとって挑戦だ」と述べた。中国、ドイツとともにG 20の「トロイカ」になることを喜んでいる。アルゼンチンは中国と積極的に協力し、G 20プラットフォームを通じて世界規模で貧困を解消し、教育を発展させ、世界の融合を促進するために貢献すると述べた。

(本紙ブエノスアイレス8月25日電)


「人民日報」(2016年08月26日03版)

 

(担当:楊牧、常紅)

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