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「玲龍一号」世界初の主制御室が正式にスタート

2024年05月22日08:55|出所:科学技術日報
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元タイトル:「玲龍一号」世界初のメインコントロールルームが正式にスタート

科学技術日報海口5月21日電(王祝華都芃記者)は21日、世界初の陸上商用モジュール式小型原子炉「玲龍一号」の制御室が正式に起動し、「玲龍一号」のシステム設備が設置ピークに入ったことを示した。

主制御室は原子力発電所のシステムと設備の監視と制御センターであり、原子力発電所の「脳」に相当する。マスター制御室内では、当直員は各種監視装置を通じて地域内の各設備とシステムの運行状況を取得し、これらの情報に基づいて地域内の設備、システムに適切な操作と指令を出す。

「玲龍1号」マスター制御室は壁掛け式監視大画面を採用し、この設計はマスター制御室の空間を大幅に最適化した。その中で、主制御室内のデジタル制御システム、つまりDCSシステムは業界内で原子力発電所の「神経中枢」に喩えられている。このシステムは我が国が自主財産権を持つ竜鱗プラットフォームと竜鰭プラットフォームを採用している。

紹介によると、竜鱗プラットフォームは各種モードにおける原子炉の安全制御を実現し、原子力発電所の安全運行を確保することができる、竜鰭プラットフォームは運転と管理を担当し、原子力発電所の効率的な経済運営の重要な保障である。主制御室とDCSシステムは一緒に原子力発電所の数百系統、1万近くの設備の運行と各種の状況を制御監視し、その安全、信頼性、効率的な運行を保障する。

海南原子力発電の多目的モジュール式小型炉科学技術モデルプロジェクトとして、「玲龍一号」は2021年7月に海南昌江で建設を開始し、2026年に完成する予定だ。建設・出荷後、年間発電量は10億度に達し、海南省の家庭用電気需要52.6万戸を満たすことができると予想されている。

(担当:羅知之、陳鍵)
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