【光明追想】
中国科学院院士、我が国の著名な構造地質学者、中国地質科学院地質研究所研究員の肖序常氏は、病気の治療が無効で、2023年12月6日に北京で逝去した。享年94歳。
肖序常、1929年2月11日貴州省安順生まれ、1981年に中国共産党に加入し、1952年に北京大学地質学科を卒業し、1952年8月に就職した。1952年から1954年まで地質部甘粛641隊(白銀工場)で働き、1954年に地質部に転入し、前後して地鉱司、技術司と遠景計画司で働き、1957年に地質部地質研究所に転入し、副研究員、研究員を歴任し、前後して副所長、所長を務めた。1991年に中国科学院院士(学部委員)に選出された。
肖序常は主にプレート構造、蛇緑岩及び高圧変質帯の研究に従事し、初めて祁連山高圧藍片岩帯を系統的に論述し、比較的に早く中国の完全な蛇緑岩断面を創立し、我が国の主要な蛇緑岩帯分布特徴及び大地構造意義を論述し、爾後祁連造山帯などのプレート構造の研究に一定の先導作用を果たした。彼はずっとチベット高原と新疆の野外地質活動に参加し、何度もチベットに視察に行った。彼はテティスの形成、進化、ガンバナ大陸の分解、離散などの重大な問題について新しい認識を示した。
90歳近くの時、肖序はいつも毎日オフィスに行って、限られた時間でもっと仕事をしたいと思っていた。「科学はかつての成果の束縛から抜け出し、勇敢に新しい方向を開拓しなければならない」(光明日報全メディア記者・李苑)とよく言う。