【光明追想】
中国工程院院士、油田開発工程専門家、中国石油探査開発研究院研究員の韓大匡氏は、病気の治療が効かなかったため、2023年10月23日に北京で死去した。90歳だった。
韓大匡、1932年11月26日上海市生まれ、浙江省杭州市出身。1952年清華大学卒業。中国石油探査開発研究院副院長、総技師、教授級高級技師、博士大学院指導教員を務めた。2001年に中国工程院院士に選出された。
韓大匡氏はガス田開発プロジェクトの研究に従事してきた。石油貯蔵プロジェクトの総合性と戦略的研究、石油貯蔵数値シミュレーション技術と石油採集率向上技術などの研究を含む。二十一世紀に入ってから、彼は何度も全国各地の古い油田を考察し、「二次開発」による水駆採集率向上の理念、対策と技術路線を提出し、古い油田の産油量が年々低下する問題をよく解決した。彼は何度も我が国の油田開発の全局の技術戦略と対策を述べ、指導し、学科計画の制定に参与し、あるいは主導し、我が国の油田開発の戦略配置と科学技術進歩に重要な貢献をした。
韓大匡氏は生涯を通じて国のために採油し、「油田開発を行うには、数学の基礎、物理概念をはっきりさせ、革新精神を持ち、事業心を持たなければならない。革新は往々にして困難であり、時には新しい見解を提出し、皆さんは理解していないかもしれないし、伝統的な観念の影響を受けているかもしれないし、学術に対する理解が異なるかもしれないので、さまざまな異なる意見があるのは正常だ」と考えている。でも、方向を見定めたら、がんばってください」(光明日報全メディア記者李苑)