【光明追想】
中国工程院院士、艦船分野専門家の潘鏡芙院士は、病気の治療が効かず、2023年10月8日、上海華東病院で逝去した。
潘鏡芙、1930年1月浙江省湖州市南浔区生まれ。1952年浙江大学電機学部卒業。1995年に中国工程院院士に選出された。中国船舶集団有限公司第七〇一研究所研究員を経て、同所副所長兼副総技師、駆逐艦総設計士を歴任した。
潘鏡芙は主に水面艦艇の設計研究に従事し、我が国の2世代4型ミサイル駆逐艦の設計を成功裏に主宰し、駆逐艦の全体設計、全武器総合作戦システムと電磁互換などのハイテク分野で大量の開拓的な仕事を完成した。初代ミサイル駆逐艦設計では、初めて艦対艦ミサイル兵器システムを水面艦艇に装備し、兵器装備のシステム開発において創始的な仕事をした。第2世代新型ミサイル駆逐艦の設計を主宰する中で、システム工学思想を採用し、艦船の総合性能と優れた性能を実現し、作戦指揮の自動化を実現し、世界の先進レベルとの差を縮小した。装備の選択型において、国内の新技術成果と柴燃連合動力装置などの先進技術の導入を結合する方針を採用し、我が国の造船、機電、電子などの工業の発展を促進した。潘鏡芙は自分の一生を新中国の艦船事業の発展と緊密に結びつけ、生涯を通じて「学問のためにピラミッドのようになり、広くも高くもなる」ことを堅持した。(光明日報全メディア記者李苑)