【光明追想】
中国科学院院士、ウイルス学者、元浙江省医学科学院(現杭州医学院)院長、研究員の毛江森氏は、病気の治療が効かず、2023年5月18日に杭州で死去した。90歳だった。
毛江森、1934年1月15日生まれ、浙江省江山出身。1956年に上海第一医学院を卒業した。1957年に中国医学科学院ウイルス学部に入学し研究に従事し、協和医科大学と北京師範大学で生物化学と物理化学を研修し、1978年に浙江省医学科学院に転勤した。浙江省医学科学院の副院長、院長を務めたことがある。1991年に中国科学院学部委員(院士)に選出された。
毛江森氏はウイルス学の研究に50年従事し、早期には主にポリオウイルスワクチンと細胞培養技術の研究に従事し、我が国のポリオウイルスワクチンの発展とインターフェロンの研究に重要な貢献をした。1978年以降、彼は率先して国内で甲肝ウイルスの研究を展開し、安全で効果的な甲肝減毒生ワクチンを開発し、我が国の甲肝発病率を大幅に低下させ、広範な人民大衆の生命と健康を効果的に保護した。(光明日報全メディア記者李苑)