【光明追想】
生態学と森林学者で、中国工程院の李文華院士は、病気の治療が効かず、2022年12月23日に逝去した。
李文華、1932年1月山東省東営市広饒県生まれ。1949年から1953年まで北京林学院(北京林業大学の前身)に学び、1957年から1961年までソ連科学院林業研究所に留学し、生物学博士号を取得した。北京林学院、中国科学院地理科学・資源研究所、中国人民大学環境学院などの部門に勤めていた。
李文華氏は我が国の森林生物生産力の研究を開拓し、率先してコンピュータ技術をバイオマスの製図に応用した、第1回チベット高原の科学的考察に参与し、指導し、チベット高原の森林地理分布の基本法則を提出した。また、持続可能な発展理念を最初に推進した科学者として、小流域を単位とする農業生態工学の実践を開き、我が国の生態農業の理論体系と応用モデルを提出した、世界の重要農業文化遺産を開拓し、我が国の生態系サービスと生態補償分野の研究を促進した。複数の国際計画に勤務し、複数の大型国際生態学研究をリードし、グローバル生態技術ネットワークを構築した。
2019年8月、李文華氏は、40年の発展を経て、我が国の生態学は歴史上最高の発展時期に入ったと述べた。彼は青年学人に言葉を寄せ、「革新、蓄積を志し、寂しさに甘んじ、名利に淡泊で、世俗を超え、自己を超えて、基礎研究をしっかりと行う」(光明日報全メディア記者李苑)