【光明追想】
希少希土類金属冶金の専門家で、中国工程院の張国成院士は、病気の治療が効かなかったため、2022年12月21日に北京で逝去した。
張国成は、1931年8月に雲南省昆明市で生まれた。1956年に昆明工学院を卒業し、学士号を取得した。北京非鉄金属研究総院、有研科技集団有限公司の高級エンジニアを務めたことがある。1995年に中国工程院院士に選出された。
張国成は主に希土類鉱物の分解、製錬分離技術などの研究と工学化開発に従事している。酸化焼成−希硫酸浸出法によるフッ化炭素セリウム鉱処理技術を創立した、アルカリ度法を用いて蛍光級酸化ユーロピウムを生産する技術を発明した、硫酸強化焼成製錬包頭混合型希土類精鉱技術（第二世代酸法）を発明した、P 204を用いて硫酸希土類溶液から希土類を抽出分離する新技術（第3世代酸法）に成功し、希土類生産コストを約25%削減した。以上の成果はいずれも希土類工業の生産に広く応用され、我が国の希土類製錬分離の主要な生産プロセスとなり、中国の希土類工業の発展、中国の希土類工業の世界における重要な地位の確立に重大な貢献をした。
彼はよく「魯迅の一生は『頭を下げて甘んじて子供の牛になる』であり、私は自分の一生が『頭を下げて甘んじてレアアース牛になる』であり、中国のレアアース工業が世界の重要な地位に登るように促すことを願っている」と述べた。
（光明日報全メディア記者李苑）
