【光明追想】
軍事医学と薬物化学の専門家で、中国工程院の陳冀勝院士は、病気の治療が効かなかったため、2022年10月19日に北京で逝去した。
陳冀勝、1932年7月天津市生まれ。1952年に清華大学を卒業し、学士号を取得した。解放軍防化研究院技術一級、文職特級研究員、国防科学委員会某研究院副所長、防化研究院四所長、総技師及び中国化学会、中国毒理学会、中国海洋湖沼学会理事、中国医学科学院学部委員などを務めた。1999年に中国工程院院士に選出された。
陳冀勝は主に薬物化学と薬物設計、生物毒素、化学生物学研究に従事し、我が国の軍事化学の創始者の一人である。彼が監修した『中国有毒植物』には、我が国の101科943種の有毒植物が収集されており、今でも我が国の有毒植物に関する権威ある専門書である。彼は長年読書学習の習慣を維持し、さまざまな本をめくったり、最新の論文を読んだり、最前線の動きを理解したりしてきた。新しい発見があるたびに、彼は学生と交流を分かち合うことを記録している。「研究チームは体を大きくすることを求めていないが、十分な力を持って伝承していかなければならない。軍事科学の発展は絶えず、終点がないので、事業の後継者が私の最大の期待だ」(光明日報全メディア記者の李苑氏)