【光明追想】
風景庭園計画と設計教育家の孟兆禎院士が逝去
風景園林計画と設計教育家、中国工程院士、北京林業大学教授の孟兆禎氏は、病気の治療が効かず、2022年7月15日に北京で死去した。享年90歳。
孟兆禎、1932年9月生まれ、湖北省武漢出身。1956年9月に北京農業大学造園学科を卒業し、後に学校に残って教鞭を執ったが、後に学部の調整のため、北京林学院に合併し、園林教育の仕事に従事した。1999年に中国工程院院士に選出された。北京林業大学教授、博士課程指導教員、住宅・都市・農村建設部風景園林専門家委員会副主任、北京市人民政府園林緑化顧問グループ長などを歴任した。
孟兆禎氏は生涯にわたって風景庭園の計画と設計分野の教育科学研究に従事し、中国庭園の民族伝統の継承と発展に力を入れ、「左図右画開巻有益、模山範水出戸方精」を提唱し、借景を核心とする中国伝統庭園の設計序列と造園理法、「孟氏六涵」を切り開いて提案した。学術著作『承徳避暑山荘園林芸術』と『園衍』は、『園冶』を代表とする中国園林思想の創造性継承と発展のマイルストーン学術集積となり、深セン仙湖風景植物園の全体設計、毛主席記念堂庭園の環境設計、北京オリンピック森林公園の「林泉奥夢」築山設計などの代表的な計画設計プロジェクトを主宰したことがある。(光明日報全メディア記者李苑)