【光明追想】
機械動力学の専門家、宇宙工学の専門家、中国工学院の院士、ハルビン工業大学宇宙学院の黄文虎教授は、病気の治療が無効で、2022年5月19日にハルビンで逝去した。
黄文虎、1926年7月22日上海市生まれ、浙江省永康市出身。1949年浙江大学電機学部卒業。ハルビン工業大学の学長を務めたことがある。国家自然科学基金委員会委員を兼任していた、中国振動工学学会理事長、名誉理事長、黒竜江省科学協会主席、名誉主席。1995年に中国工程院院士に選出された。
黄文虎は長い間一般力学、動力学と制御学科分野の教育と研究に力を入れてきた。彼は生産の実際の需要と結びつけて多方向の応用基礎理論と技術研究を展開し、以下を含む:大容量タービンの安全振動設計のためにタービン最終段の全周接続長翼振動設計の新しい方法と周波数調整の「三重点」準則を提供し、国内で電力及び化学工業産業の回転機械の修理率を下げるための設備故障診断技術を比較的に早く創始し、そして製品装備生産現場を開発して経済効果を得た、非線形動力学理論のいくつかの応用性基礎研究を展開し、その中で「大型回転機械と振動機械の重大振動故障対策と非線形動力学設計技術」は国家科学技術進歩二等賞を受賞した、衛星故障診断技術の研究を早期に展開し、宇宙船の安全信頼性設計に故障診断効率を高める技術サポートを提供し、星上力学環境を改善する衛星全星制振防振技術を提供する、潜水高速航行体の重要な基礎理論研究などを展開する。
我が国の「故障診断」技術の開拓者として、さまざまな栄誉に直面した時、黄文虎は「何が幸せなのか。役人でも金でもない。私にとって、科学技術の難題を解決することこそ、何にもかなわない幸せだ」と言った(光明日報全メディア記者の張士英、李苑)