【光明追想】
コンピュータ専門家で中国工学院院士、清華大学教授の李三立氏は、病気の治療が効かず2022年4月23日に北京で死去した。87歳だった。
李三立、1935年8月24日上海生まれ、1955年清華大学卒業。1960年にソ連科学院計算技術研究所博士を受賞した。清華大学教授を経て、上海大学コンピュータ学院院長、国家クライミング計画プロジェクトの首席科学者、国務院学位委員会コンピュータ学科審査グループの招集者、IEEE中国支部主席(95/96)を兼任した。1995年に中国工程院院士に選出された。
李三立氏は我が国の電子管、トランジスタ、LSI、VLSIの4世代コンピュータの開発を担当したことがあり、その中の724機は1970年代の我が国の各大学の中で国家の先端技術に用いられた規模が最も大きいコンピュータである、重要な部品を加工するためのラスターデジタル制御コンピュータ102機は、精密加工効率を数十倍に高め、高い社会経済効果があり、我が国をこの分野で当時の国際先進的な行列に入らせた。80年代以来、我が国の創始者と学術リーダーの一人として、マイコンアーキテクチャ、局所ネットワーク、RISCと指令レベル並列処理研究の分野で重要な貢献をしてきた。近年開発を担当しているスーパーコンピュータのうち、2台はいずれも世界のスーパーコンピュータ500強ランキング「深超-21 C」(2003146位)と「自強3000」(2004126位)に入っている。
李三立はよく学生に教えている:一つのことをしたいなら、急いで、全身を投入しないと、成功するのは難しい。(光明日報の全メディア記者鄧暉、李苑)