【光明追想】
著名な物理海洋学者、我が国の波浪研究の開拓者、中国科学院院士、元山東海洋学院院長、中国海洋大学教授の文聖常氏は、病気の治療が無効で、2022年3月20日に青島で逝去した。享年101歳。
文聖常、1921年11月1日に河南光山に生まれた。1944年武漢大学卒業。1947年アメリカ航空機械学校卒業。1993年に中国科学院の院士に選出された。
文聖は常に長期にわたって波浪理論と応用研究に従事し、我が国で最も早く海洋科学研究に従事した科学者の一人であり、長期にわたって波浪研究と物理海洋教育事業に力を入れ、我が国の物理海洋科学事業の開拓と確立に卓越した貢献をした。彼は波浪スペクトル、波浪方向スペクトル、波浪予報方法の研究と波浪数値モデルの研究などの分野で成果が豊富である。1950年代中後期、彼は「普遍風浪譜とその応用」の有名な論断を提出し、「文氏風浪譜」と呼ばれた、その後、湧波研究では「湧波譜」の理論を提案した。彼が書いた『波浪原理』と『波浪理論と計算原理』は、国内外の波浪理論の研究を指導する重要な専門書となっている。(光明日報の全メディア記者劉艶傑、李苑)