【光明追想】
放射線防護と環境保護の専門家、中国工程院院士、中国核工業集団公司科学技術委員会研究員の潘自強氏は、病気の治療が効かず、2022年1月19日に北京で逝去した。
潘自強、1936年生まれ、湖南益陽人。1957年北京大学技術物理学部卒業後、中国核工業本社に入社。1997年に中国工程院院士に選出された。
潘自強氏は1963年に我が国の実用保健物理学の枠組みを提案し、核兵器の開発と原子力エネルギーの発展を保証する中で、多くのモニタリング技術と方法を完成し、我が国の放射線防護学科の体系と基礎構造の構築、開拓と発展に重大な貢献をした。1970年代、率先して「全国環境天然放射性レベル調査」を展開、参加、指導し、「中国原子力工業30年放射性環境品質評価」などの仕事を主宰し、完成した。「原子力発電所の放射線防護の原則と主要数値制限の制定」などの文章を発表し、秦山原子力発電所の立地の環境影響審査において重要な役割を果たし、その時からスタートし、現在まで続いている「エネルギーと環境」のシステム研究は、我が国の原子力発電環境影響評価に技術的基礎を提供した。彼は積極的に「放射線事故と応急システム」の構築を推進し、放射線防護法規と標準システムの構築の面で開拓的な仕事を行い、何度も「国家放射線防護基準」の編制を主宰した。彼は「放射性廃棄物の管理は地質処理を中心とすべきだという観点」を提出し、我が国の放射性廃棄物の安全管理の基礎を打ち立て、放射線防護人材の育成のために大量で効果的な仕事をした。(光明日報全メディア記者李苑)