新華社インドネシアバリ島5月22日電（戴燕記者）「2024長江文化南京フォーラム-世界水フォーラム特別対話会」が22日、インドネシアバリ島の第10回世界水フォーラム期間中に開催された。会議は「調和のとれた水の未来を共創する：水の持続可能な発展の鍵となる文化の力」をテーマに、国連教育科学文化機関、水事分野機構と中国の代表は、現在の水資源の公平な分配、獲得と管理における倫理的挑戦にどのように対応するかについて議論を展開した。

  国連教育科学文化機関自然科学補佐総幹事のリディア・ブリトー氏は挨拶の中で、文化の多様性は人々に異なるコミュニティの水資源管理における独特な観点、実践方法、知恵を理解し、鑑賞することができると述べた。これはまた、水資源管理を行う際には、科学的な実証データに基づくだけでなく、現地の知識と文化伝統を尊重し融合する必要があり、それによって持続可能で公平な水資源管理の実践を形作ることができるという重要な観点を強調した。

  今回の対話会は2024南京長江文化国際伝播活動の一部である。会議に参加した代表はまた、文化の多元化と包摂性のある水の未来への歩み、利害関係者の普遍的な参加と倫理的な水資源の共同管理などの議題をめぐって討論した。

  第10回世界水フォーラムが20日、インドネシア・バリ島で開幕した。同フォーラムは現在、水事分野で最大規模の国際盛会であり、一般的には3年ごとに開催されている。