パレスチナのテレビ局・ガザ(柳偉建記者)は22日、イスラエル軍が21日夜からガザ地区の複数の地域を集中爆撃し、少なくとも23人が死亡したと報じた。
報道によると、イスラエル軍は21日夜、ガザ地区中部ザワイダの住宅に空爆を行い、少なくとも10人が死亡した。空襲が発生した時、住宅内には大量のホームレスが住んでいた。イスラエル軍は22日、ガザ地区北部のジェバリエ難民キャンプやガザ城などを爆撃し続け、少なくとも8人が死亡した。また、イスラエル軍は22日、ガザ地区南部の都市ラファを集中的に空爆し、砲撃し、少なくとも5人が死亡、7人が負傷した。
またパレスチナ保健省が22日発表した声明によると、イスラエル軍は同日、ヨルダン川西岸の都市ジェニーンで2日連続で軍事行動を展開し、8人が死亡、24人が負傷した。
パレスチナのガザ地区の衛生当局が22日発表したデータによると、昨年10月に新たなパレスチナ紛争が勃発して以来、ガザ地区でのイスラエルの軍事行動では3万5700人以上のパレスチナ人が死亡し、8万人近くが負傷した。