新華社福州6月25日電標題:鼓嶺山上に中米青年が友情の木を共植
新華社記者馮歆然、鄧倩倩、邵芸博
シャベルを持ち上げ、土をいくつかすくい、苗木の根元をすべて覆い、土をたたいて水をかける。米カリフォルニア州出身の若者、グレースは、福州鼓嶺に自分で植えた小さな木を持っていた。
葛逸思は木にかける準備をしていたカードを取り出し、「米中交流の次の百年を敬う!米中友情万歳!」と真剣に寄せ書きを書いた。彼の後ろには、多くの中米両国の青年が彼らの「友情の木」を共同で植えている。
![](20240625a9dddec1227b4a22aa09a1ab06db50c8_42bfbe5815464b818c75f326f92c8e8a.JPG)
6月24日、北京大学燕京学堂研一の米国人学生、葛逸思氏が植えた友情の木にメッセージを書いた。新華社記者林善伝摂
6月24日午後、2024年の「鼓嶺縁」中米青年交流週間に参加した両国の青年と「鼓嶺の友」などのゲストが、福州鼓嶺に「中米青年友誼林」を植えた。
「中米青年友情万歳」「中米友情が永遠に残る」「家族が無事で健康でありますように」「世界平和を願って」……一つ一つの真摯な願いと祝福が、カードに書かれ、梢に掲げられている。
「中国の仲間と一緒にこの木を植えられて嬉しい」。植えたばかりの小さな木のそばで、米国の青年ジェリマイア・アンソニーさんは記者に、米中友情がこの木のようにすくすく成長し、ますます盛んになることを願っていると話した。
アンソニーと一緒に植樹したのは、首都経済貿易大学から来た青年教師の沙葉舟で、2人は知り合ったばかりだが、もう話が終わらないほど話題になっている。
「アンソニーは私に中国からフランスにドライブしてパリ五輪を見に行く計画を共有してくれた。中国でのスケジュールも決めて、中国製の電気自動車を自分で体験することにした。この考えは素晴らしい!」と沙葉舟は言った。
![](20240625a9dddec1227b4a22aa09a1ab06db50c8_0635390539ac4b59975b3e77c09d7807.JPG)
6月24日、2024年「鼓嶺縁」中米青年交流ウィークに参加したゲストは友情の木を植えた。新華社記者秦朗摂
苗木が大木に成長するには、時間の蓄積が必要だ。友情もそうだ。
米国の若手オペラ歌手、カルラ・チルリコフ・カナレス氏は、「これらの小さな木は友情の種のようなものだ。苗木を守るように友情を守り、時間、水分、思いやりを与えなければならない。未来のある日、最初の努力が実を結ぶだろう」と話した。
娘を連れて植樹したジャック・ピンニクは、現場の目を引いた。彼は辛抱強く娘の曹琳娜に木の植え方を説明し、彼女と一緒に完成した。
10歳の曹琳娜は中国語で「中米の友情、万事順調だ」と寄せ書きを書いた。記者は彼女に「この言葉を通じて何を表現したいのか」と尋ねた。彼女は「これは喜びを意味し、幸運を意味する」と答えた。
平ニックは中国に来て15年近くになるが、一人で東方の国に来て武術を学び、中国の彼女と家庭を作り、かわいい娘を持つまで、自分はとっくにこの土地に溶け込んでいると言った。今回の交流週間イベントへの参加については、「娘のリンナにも交流の魅力を感じてほしい」と話した。
「中米青年友誼林」のすぐ近くには、1年前に「鼓嶺縁」中米民間友好フォーラムに参加した国内外のゲストが共同で植えた2本のモクセイの木が、静かにたたずんでいる。