シンガポール航空旅客機、バンコクに緊急着陸―新華網
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2024 05/22 10:49:37
出典:新華網

シンガポール航空旅客機、厳しい重気流に見舞われバンコクに不時着

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シンガポール航空は21日、英ロンドン発シンガポール行きの旅客機が深刻な気流に揺れ、同日午後にタイ・バンコクに緊急着陸したことを明らかにした。機内では1人が死亡、30人が負傷した。

シンガポール航空はソーシャルメディアで、このボーイング777-300 ER型旅客機のフライトナンバーはSQ 321で、乗客211人と乗員18人がおり、バンコク時間15時45分にスワンナプーム空港に緊急着陸したと伝えた。機内で1人死亡。

5月21日、タイ・バンコクのスワンナプーム空港の外で乗客の出迎えを待っていた。新華社発(ラハン撮影)

スワンナプーム空港の運営側がソーシャルメディアに投稿した動画によると、救急車は空港に一列に並び、負傷者の搬送を待っている。

新航空は遅れて30人が負傷し、いずれも病院に搬送されたと明らかにした。

タイのメディアは、事故で2人が死亡したと報じた。しかし、スワンナプーム空港の管理職は遅れて記者会見で、死者は73歳の英国籍男性乗客で、死因は心臓発作か、また7人が重傷を負い、頭にけがをした人が多かった。

フライトのリアルタイム飛行状況を提供するウェブサイト「24時間飛行レーダー」のデータによると、この旅客機は3分間で11300メートルの巡航高度から9400メートルに急落し、この高度に10分も滞在せず、再び急速に降下し、その後30分もたたないうちにスワンナプーム空港に着陸した。

5月21日、タイ・バンコクのスワンナプーム空港の外に救急車が集まった。新華社発(ラハン撮影)

乗客の一人はメディア記者に、飛行機が急降下し、座席でシートベルトを締めていないすべての人が天井に投げ出されたと伝えた。「頭の上の荷室に頭をぶつけて、そのまま凹ませた人もいます」

国際航空各社の中で、新航空は安全で知られている。新航空機が前回致命的な事故を起こしたのは2000年10月で、ボーイング747-400型旅客機が中国台湾地区の台北桃園空港を離陸して滑走していたところ、複数の要因で工事中の滑走路に迷い込み、高速で建設機械に衝突した。旅客機が3つに折れて炎上し、乗客乗員179人のうち83人が犠牲になった。(郭倩)

【誤り訂正】 【責任編集:王萌萌】