気候債券イニシアティブのショーン・キドニー最高経営責任者はこのほど、新華社記者のインタビューに応じ、「中国のグリーン債券市場は急速に発展し、勢いが喜ばしい」と述べた。
キドニー氏によると、グリーン債券分野では、中国はゼロから始まり、わずか10年足らずで世界第2位の市場に発展したという。「中国は世界で最も急速に成長している市場であり、引き続き急速な発展が見込まれている」。
気候債券イニシアティブ組織と中央国債登記決済有限責任公司中債研究開発センターがこのほど共同で発表した「中国グリーン債券市場年次報告2021」によると、2021年末現在、中国は国内外の市場で累計3270億ドルの割引グリーン債券を発行している。2021年だけで、中国が国内外市場で発行した割引グリーン債は1095億ドルに達した。
世界的に有名なグリーン金融イニシアティブと推進者として、キドニーは2009年に気候債券イニシアティブ組織を設立し、この組織が制定した気候債券基準と認証計画は世界で広く使用されている。
キドニー氏によると、中国が気候変動に対応するために行った努力は印象的で、中国が近年炭素排出取引計画、産業政策、クリーンエネルギー政策、グリーン金融などの分野で得た顕著な進展を賞賛した。
グリーン金融の発展の見通しを展望し、キドニー氏は国際協力のさらなる強化を訴えた。