2024 06/14 09:34:50
出所:江西日報

初の自然孵化「江西籍」トキが巣立つ

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元タイトル:初の自然孵化「江西籍」トキが殻から出る

江西省のトキ野外個体群再建で重要な突破

毎年3月から6月までは、国の一級保護動物であるトキの繁殖期である。6月11日6時ごろ、鷹潭市龍虎山景勝地上清鎮にある江西省トキ個体群再建基地から良いニュースが届いた:わが省で初めて記録された自然状態で繁殖したトキが殻から出た。これで、わが省はトキの野外個体群を再建する上で重要な突破を遂げた。

竜虎山観光地は生態環境が優れ、動植物の種類が豊富で、トキの野外営巣、繁殖、餌探し活動を満たすことができ、また比較的に良い科学研究監視基礎を持ち、しかも現地の人為活動が少なく、トキの生存に適しているという。2023年12月、江西省のトキ個体群再建基地は陝西漢中トキ国家級自然保護区から8羽のトキを導入し、龍虎山で野化放鳥実験研究を展開した。この「江西籍」のトキの赤ちゃんは、同基地の番号B 80と番号B 89のトキの自然繁殖によって生まれた。現在は自然育雛方式を採用しており、ヒナはくちばしを親鳥の喉に伸ばし、親鳥は半消化された食べ物をヒナに反哺している。「採食能力と飛翔能力を備えるには、40日ほどの育雛期を経なければならない」と龍虎山観光地林業局の寧志剛副局長は言う。

江西省のトキ個体群再建基地の肖天祥職員は、基地の職員はトキへの人為的な妨害をできるだけ減らし、親鳥がどのように自主的に餌を探して飼育を完了し、雛がどのように生存に努力するかは、トキの野生化訓練の重要な一環であると述べた。

寧志剛氏によると、国家林業・草原局の許可を得て、わが省は今年8、9月の気候条件が比較的良い時に、再び陝西省の漢から12羽のトキを導入し、野生化放鳥を行う予定だ。(周桐記者、楊碧玉)

 

【誤り訂正】 【責任編集:王中慶】