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国家衛星気象センターと中国科学技術大学が風雲衛星リモートセンシング共同実験室を共同建設

リリース期間:2024年05月20日 出典:中国気象新聞社

国家衛星気象センター(国家空間気象観測早期警報センター)はこのほど、中国科学技術大学地球・空間科学学院と手を携えて安徽合肥で風雲衛星リモートセンシング連合実験室(以下「連合実験室」と略称する)の設立大会を開催した。気象科学技術革新システム建設の重要な成果として、共同実験室の設立は風雲衛星の応用レベルの向上を推進し、国家経済社会の発展を促進するために有力な支持を提供する。

新たに設立された共同実験室は国家の重大な戦略的需要に向け、風雲衛星リモートセンシング理論と技術最前線をめぐって、大気科学と空間天気の2大学科の核心科学問題と技術ボトルネックをねらい、リモートセンシング反転アルゴリズム、空間探査技術、データ製品応用などの方面から基礎研究と科学研究成果の転化を展開し、国家防災減災、「二重炭素」生態環境のモニタリング、「一帯一路」の共同建設による気象保障の提案などの仕事。

国家衛星気象センターが共同実験室に寄贈した「風雲衛星受信アンテナ」は、風雲衛星データの地上受信局を建設し、風雲系列衛星のリアルタイムデータ受信と処理能力を備えるようにするために使用される。これは業務関連の新研究アルゴリズムの前期試験作業を展開し、研究開発周期を短縮するのに役立つ。共同実験室は多源データ融合と自由探索のアルゴリズム研究を展開し、科学研究応用製品を研究開発し、大学と研究機関の科学研究需要によりよくサービスする。その後、共同実験室は「風雲衛星リアルタイム表示システム」を建設し、風雲衛星の応用範囲を広げ、国際的な影響力を強化する。

会議では星地協同降水観測総合試験もスタートした。試験展開条件に基づき、寿県国家気候観測台または風雲衛星共同研究センター試験場(合肥)で長期連続性観測や典型的な降水事象観測などの外野試験を実施する。試験結果を多源地盤観測データと比較することにより、降水率、大気温湿度輪郭線などの衛星反転製品の品質の独立精度評価を完了した。試験は異なる降水タイプ、異なる空間分解能における地盤観測と衛星反転の大気パラメータの一致性特徴を得るのに役立ち、既存の衛星反転製品の不確実性と誤差源を理解するために観測根拠を提供することもできる。

(著者:李倩責任編集:張林

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