23カ国の華文教育代表が黒竜江省を視察中国教育との交流を求める
黒竜江省人民政府僑務弁公室の王英春副主任がイベント現場であいさつした。徐速撮影
新中網ハルビン12月21日電(楊拓記者)は21日夜、23カ国から68人の華文教育代表団が黒竜江省を視察に訪れた。同団体は第4回世界華文教育大会に参加したばかりだが、今回の視察の目的は、中国の共通語で最も標準的な省の一つである黒竜江省とのより密接な教育交流を求めることにあるという。
黒竜江省は中国古代金清両朝の発祥地であり、多民族が集中して住んでいる。前世紀、「関東進出」の影響を受けて、中国中原地区の漢族人口が大量に流入し、さらに多民族融合の局面を形成したことを受けて、黒竜江省は中国の共通語が最も標準的な省となって今日に至るまで、そして世界の華文教育に重要な貢献をした。
黒竜江省人民政府僑務弁公室が提供したデータによると、黒竜江省は2006年以来、タイ、フィリピン、インドネシア、イタリア、チェコの5カ国の華字教育機関に計12回、延べ188人の中国語教師を派遣した。また、黒竜江省は1999年から海外の中国系青少年の「中国ルーツ探しの旅」活動を開始し、これまでに30期のサマーキャンプとウィンターキャンプを相次いで引き受け、キャンプに参加した海外の中国系青少年は延べ2000人以上に達した。
黒竜江省人民政府僑務弁公室の王英春副主任は、「黒竜江省の華文教師は中国語の発音基準が高く、教育経験が豊富で、海外の華文教育機関から好評を得ているため、多くの教師が教員時代の仕事が優れていたため、連続的に招聘されている」と述べた。
視察に訪れた華文教育代表らは、黒竜江省の華文教育システムを深く理解することが今後の華文教育に大いに有益であり、黒竜江省と教育相互訪問メカニズムを構築し、自身の華文教育レベルをさらに向上させることを期待していると述べた。
現在、世界には6000万人以上の華僑華人がおり、そのうち中国系の新生代は約2000万人で、世界200近くの国と地域に分布している。華文教育は主にこの巨大な集団、特に広範な中国系新生代が展開する中華民族言語学習と中華伝統文化の伝承活動に向けて、中華文化の世界における影響力を高め、中国のソフトパワー建設を強化することに重要な意義を持っている。(完)
【責任編集:梁異】