世界最長の海底高速鉄道トンネルが開く「海を渡る旅」
リリース時間:2024-05-17 08:36:16 ソース:ゾーンメディアセンター 読み取り回数:

「甬舟号」シールド機魯勇辛撮影

注目されている甬舟鉄道にまた新たな進展がある。

昨日午前、甬舟鉄道金塘海底トンネル寧波側の工事現場では、地面から58メートルの深さで、「瑞龍」の図案を塗装した超大径シールド機「甬舟号」がゆっくりと刀皿を回し、世界最長の海底高速鉄道トンネルである甬舟鉄道金塘トンネルがシールド掘削モードに入り、不思議な「海を渡る旅」を開いた。

甬舟鉄道の全線制御性工事として、金塘海底トンネルは寧波と舟山の間の金塘水道の下に位置し、西は北倫区戚家山街道から、東は舟山市金塘鎮まで、全長は16.18キロ、そのうち盾構造区間の長さは11.21キロである。

「甬舟号」シールド機は寧波作業井から出発し、単独で4940メートル掘進し、長距離で石油パイプライン、地上建築物、堤防、埠頭、主航路など多くの複雑な地形を通り抜け、最終的に海底で舟山から始発した「定海号」シールド機と「合流」を実現し、中心軸線の接合誤差は2センチを超えず、5角硬貨1枚の直径よりも小さい。

「シールド機は重型帯圧刀盤を採用し、先行地質予報や先行補強などの専用装備を備え、総装備は世界トップレベルに達し、『硬軟通食』ができる」と中鉄14局甬舟鉄道プロジェクト指揮長の胡浩氏は紹介した。殻は海底に残ってトンネルを支えるために使われ、まるで「セミの抜け殻」のようだ。

現在、舟山と寧波の間は道路を通じて海を渡る大橋とフェリーがつながっており、台風の天気、航路輸送、祝日の渋滞などの影響を受けて、両地間の輸送力の変動が大きく、大衆の外出に不便をもたらしている。「シールド構造の下に金塘黄金水道を通すことで、鉄道の全天候運行を実現することができる」と中鉄第11局甬舟鉄道プロジェクト責任者の王双氏は記者団に語った。トンネル掘削の過程で、先進的な泥水平衡技術を採用し、トンネル工事が周辺海域に影響を与えるのを効果的に制御することもできる。

山を突き抜けて谷を越え、川に潜って海に入る。甬舟鉄道が完成した後、浙江省の「1時間交通圏」を構築し、浙江省東大陸と舟山島間の便利な旅客輸送通路を形成し、浙江省最後の設置区市の不通鉄道の空白を埋め、寧波舟山一体化、同都市化発展を実現し、両地が「一帯一路」と長江経済帯に溶け込み、長江デルタ一体化発展を促進することなどに重要な意義を持つ。(記者GONG雯雯魯勇辛林思諭百舸劉唯通信員馬婧波)