江蘇省泰州市の動物園でこのほど、2匹の「パンダ犬」が多くの観光客をわざわざ現場に行かせて列に並んでカードを打つことができ、同動物園にも多くの客足と収入をもたらした。
「パンダ犬」とは何ですか。泰州動物園は専門的に看板を立て、それを「解読」した。「パンダ犬」は特定の純種犬ではなく、パンダに似た形をしたペット犬である。この呼称は通常、特定のスタイル、特に目の周りや耳の周り、パンダの顔の特徴に似たペット犬を記述するために用いられる。泰州動物園の職員もメディアの取材に対し、同園の2匹の「パンダ犬」はライオン犬が染色して装ったものだと明らかにした。その理由について、同従業員は「動物園の面白さを増し、客足を高めるため」と説明し、さらに「園にパンダがいないので、空白を埋めたい」と説明した。
泰州動物園が「パンダ犬」のギャグをでっち上げて観光客を誘致するというマーケティング方法は詐欺の疑いがあるという見方がある。法律的に言えば、動物園は看板の形でパンダではなく犬であることを明らかにしているため、このような「偽造」は観光客の知る権利などの合法的な権益を侵害していないことを明確にしなければならない。
では、このような「革新」の導入は提唱に値するのだろうか。結局、このような「人工異獣」は、「観光をする」のではなく、「美容修飾」と投機に精通していることが共通の特徴であり、本質的には「図を作る」ことである。他の動物園も真似をして、「蝶猫」「ユニコーン馬」などを発売すれば、観光客の娯楽心理を満たすことができるが、実際には何の「栄養」もないと考えてみよう。
今では多くのネットユーザーが「カードを打つ」ことに熱中しており、旅行は主に写真を撮ってモーメンツを飾り、「見た」ことだけを気にし、「何を見ても」気にしないと言う人もいるだろう。ネットユーザーは写真を撮るのが好きだが、旅行体験をやめなければならないわけではない。動物を「振り回され」、「異獣」を捏造するという小利口さで急速に知名度を上げ、客の流れと収入をもたらすかもしれないが、観光業の長期的な発展の基礎はサービスの質と観光客の体験感にある。功を急ぎ利に近づくと、線香花火になるしかない。(劉達)
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