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消費にも道徳的な問題がある
2015-11-02 16:17 ソース:『光明日報』 話がある
2015-11-02 16:17:49出所:『光明日報』作者:責任編集:李貝
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著者:南京師範大学王小錫

●1960年代から、米国をはじめとする西側の先進資本主義国は消費主義を非常に推奨してきた。消費主義は「消費指向型」経済を尊び、絶えず、極めて消費を刺激し、ミクロ経済に反映することを追求し、消費者心理と消費行為を研究し、人の生活消費を促すことである。

●倫理学者たちは、消費者の欲望やニーズを絶えず刺激し、消費者が実際に必要としていない、あるいは消費者の心身の健康に有害な商品を「知らず知らずのうちに」押し付けるのは不道徳だと考えている。

●消費主義の風潮は近年、国内で急速に伸びており、特に高所得者層の間でかなり盛んになっている。中国社会科学院などがこのほど発表した「ビジネス青書:中国商業発展報告(2009-2010)」によると、昨年の中国のぜいたく品消費総額は初めて米国を上回り、世界第2位のぜいたく品消費国となり、今後5年間の中国のぜいたく品消費額は世界トップになる見通しだ。

●国内の現在の消費道徳研究はある程度消費の合理性問題をめぐって展開されており、消費体制と消費心理の内在的関係から消費道徳問題を深く議論していない。そのため、消費の道徳問題を深く研究することは、人々の科学、文明、健康的な消費を推進するのに役立つ。

広く言えば、消費には生産消費と生活消費の区別がある。前者は社会再生産過程の一環であり、生産資料の消費と流通を指す。後者は生活資料の消費を指し、個人の生活と発展の需要を満たすことを目的とする。生活消費について言えば、それは個人の行為であり、人の様々な需要に由来するが、基本的な前提は社会の生産条件、分配制度、消費文化である。そして、消費も決して倫理と無関係ではない。食品消費について言えば、「お腹が空いたら食べる」ことは人間の基本的な必要であるが、千百年来、「何が食べられるか」、「何が食べられるか」、「どのように食べるか」の問題は社会の食品供給条件、食品分配体制、生存価値観を含む飲食文化にかかっている。だから、一定の社会条件は根本的に消費の対象、形式と実現方式を規定しており、その上で、必要に応じた個人消費の選択があり、これが生活消費の社会的本質である。

現在、市場経済の条件下で、人々の物質生活と精神生活は非常に改善され、消費対象と消費方式も日進月歩で、形式も多様である。しかし、いくつかの不合理な消費現象や道徳に反する要求がある消費現象も多く、まとめてみると、主に次のようなものがある。

過度な消費。西洋の消費主義文化のきれいな言い方によると、過度な消費も先進的な消費と呼ばれている。少しけなすと、当座貸越消費です。過剰消費の場合には、個人の現在の支払能力を超えた消費と、純粋な浪費の2つがあります。これまでの例では、米国のサブプライムローン危機で、まだ支払い能力が残っている消費者の相当数が住宅購入のために全額ローンを組んだ場合、住宅ローンを再び銀行に担保に入れて2軒目のスイートルームを購入していた。この消費方式は最終的には社会的信用の破綻と資源の浪費をもたらすに違いない。

身分消費。賀歳映画『ビッグ・リスト』には、「成功者とは何か、知っていますか。成功者は何を買うのか、一番高いものを買うのか、買わないのが一番だ」という古典的なせりふがある。実際、これはいわゆる身分消費であり、消費能力で異なる社会的地位、社会的身分、さらには人格尊卑を標榜することである。身分消費は極めて異常な消費方式であり、社会の公平な正義観を損なうだけでなく、個人の社会的業績に対する評価を歪曲させ、それによって等級観念を助長し、社会の気風を傷つけることになると言える。

[責任編集:リーベ]
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